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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

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【雪原の星月夜-4-】 第1章 月の船(4) 図書館の出逢い 

【雪原の星月夜】4回目です。
今回もまた、「物語の進行上必要だけれど、あまり面白くない回」になるような気もします。
でも、書いている時は、意外に楽しかったのです。なぜなら、このカリスマ女流作家の本のタイトルをずらっと並べてみたから。こういうの書く時って、結構楽しくありませんか。

さて、今回登場の女子高生たち、真の出身校の後輩になるわけですが、もともとこの学院は私の通っていた学校がモデルなんです。そして、ここに登場する女子高生は私の友人(たち)がモデルです。ここにアップしている作品の最初の読者でもありました。
美和ちゃんも仁も今回ちょっと辛い立場なので、清涼剤の役割を果たしてくれる人が必要だったのですね。
結構ハードな展開が多いこのシリーズ(昭和ですから)、清涼剤的立ち位置の登場人物が幾人か必要になるんです。今回は、多分、後輩女子高生たちと灯妙寺の人たちでしょうか。

今回は第1章の最終話です。でも、まだあの人は出てきませんね……夕さん曰く「ヒロインが出てこない」って……^^;
それなのに、次回はちょっと1回休憩になるかも。息子のお話が書けていたら、ですけれど。

【真シリーズについて】
【雪原の星月夜】の登場人物紹介はこちら→【雪原の星月夜】(真シリーズ)登場人物紹介
万が一、前作【海に落ちる雨】に挑戦したいと考えてくださる方は→左のカラム・カテゴリから選択してくださいね。
【海に落ちる雨】部分読みも可能
【海に落ちる雨】始章:竹流と真の生い立ち
【海に落ちる雨-52-】第9章 若葉のころ:真の中学生の頃。
【海に落ちる雨-59-】第11章 再び、若葉のころ:真が高校生の頃。
『若葉のころ』には真の学生時代が登場、今回の物語で登場する母校の院長(校長)先生や灯妙寺も少し登場。



【雪原の星月夜・第1節】 第1章 月の船
(4) 図書館の出逢い
 

 図書館の暖房は幾らか強すぎるような気がした。
 終戦直後に建てられた古い公会堂を改築した図書館は、窓ガラスの歪みまでもがレトロなムードを醸し出している。ただでさえ遠くを見通せない古いガラスが曇って、水滴を下枠に溜めていた。
 真はコートを脱ぎ、受付の若い女性に絵本のコーナーを聞いた。

 今日は封筒から本が出てくる確率も高いが、月に遭遇する確率も高い。封筒から出てきた本のタイトル『天の海 月に帰る船』、新圧が告げた大和竹流の所有するバーは会員制で『霧の港』という意味のイタリア語だったが、竹流はそのビルの上階にあるレストランの脇に、小さなカウンターだけのバーも作らせていた。そのバーの名前は『月の船』という。

 どこか記憶の隅に、古代の歌人が作った歌が引っかかったが、よく思い出せなかった。古代の歌とは思えない宇宙を描いた壮大な内容に、真は苦手だった国語に初めて興味を覚えた記憶がある。古代から人々は天を見上げ、星を数え、星座に物語を託し、命の行く先を求めてきたのだろう。
 竹流はギャラリーには『星の林』という名前をつけていたが、それもその歌に含まれていた言葉だったはずだ。

 その上、童話作家の名は『神路月』、彼女の本に絵を添えた画家の名前、アイヌ語で記された名前は、訳すと『月の貰い子』という意味だった。朝方に灯妙寺の家に戻った時に、何かに見つめられているような気がして振り返った空に、ぼんやりと浮かんでいた白い残月もまた、今日、真の回りに漂っている月の気配だった。

 絵本・童話のコーナーに行くと、その女流童話作家の本は子ども向けというよりも、やや年長、高校生くらいの年齢をターゲットにしているコーナーに並んでいた。本の傷み方を見ると、随分と貸し出されたことがわかる。
 真は背表紙を、肝心要の部分に追いついてしまうのが恐ろしいような気がして、やたらと時間をかけて読み下していった。
『消えたプレヤード』、『南のひとつ星』、『星のささやき』、『青の妖霊』、『かささぎの橋』、『後に続くもの』、『鬼宿の契り』。

 脳外科医になる道を選ぶ前、というよりも医学部に入る前、伯父の功は理学部で天文学を学んでいた。医師になってからもマニアックなほど宇宙に纏わる勉強を続けていたし、ドラマや映画、漫画やアニメまで好んで見ていた。
 小学五年生で東京の伯父に引き取られてから、登校拒否で学校に行けなかった真は、趣味とはいえないほどの彼の情熱を直ぐ傍らで分かち合ってきた。だから、肉眼で見分けられる星の名前を、その学問的名称も愛称も含めて、今でもほとんど正確に言うことができる。

 このタイトルの全てが、星や気象に関わるものであることは直ぐに理解できた。
『消えたプレヤード』というのは牡牛座プレアデス星団、すなわち昴にまつわる物語に由来している。プレアデス星団は肉眼では六つの星の集まりに見えるが、神話では天を担ぐアトラスの七人姉妹だとされている。つまりひとり欠けているのだ。その欠けた一人が消えたプレヤードというわけだった。
 『南のひとつ星』は南魚座のフォーマルハウト、秋の夜空のただひとつの一等星だ。『星のささやき』というのは、確かシベリアのどこかで氷点下五十度にもなると、大気の中で水分が結晶となって霧氷が発生するが、この時に微かな音がするのだと聞いた。その音のことを星のささやきと呼んでいる。

『妖霊星』は文字通り妖しい星、もともとは弱法師の当て字だと言われている。弱法師の物語は観世元雅作の能で、父子の誤解と贖罪の物語だった。『かささぎの橋』とは、織姫を船に乗せてくれない意地の悪い月の船人に代わり、かささぎが羽根を広げて織姫を向こう岸へ渡してやろうとした、その羽根が連なった橋のことをいう。
『後に続くもの』というのは、牡牛座の一等星アルデバランのことだ。この星がプレアデス星団の後から空に昇るためにそう呼ばれる。
 どの背表紙からも、ある独特の孤独感が滲み出ている。題名から受ける印象なのだろう。

 最後に残った『鬼宿の契り』という本を、真は書棚から抜き出した。
 鬼宿、というのは蟹座の甲羅にあたる四つの星の中国名で、かの国では最も縁起の悪い星とされている。人間が死ぬと、心をつかさどる魂(こん)は天に昇って神になるが、形、つまり肉体をつかさどる魄(はく)は地上に残って鬼と呼ばれる精霊になるという。もっとも、インドではお釈迦様が生まれた時に月がこの星の場所にあったので、めでたい星座とされていることからも、国によっても人によっても捉え方は色々なのだということだ。
 だが、『鬼宿』という言葉は、どう考えても明るい物語につけるタイトルには思えない。

 物語の舞台は真の想像とは違って、現代だった。主人公は女子高に通う女の子、恋の相手は毎朝の通学の電車で会う男子校の高校生。女子高生にとっては身近な物語であることが人気の理由なのかもしれないが、物語は、飛ばし読みをしている真の目の中で、直ぐに現実から遠ざかっていった。
 文字が描き出す世界が現実から遠ざかっていくと、逆に真の頭の中で、物語の風景が現実に近付いていった。

 主人公の女子高生は、勉強はそこそこ好きではないけど嫌いでもない、絵を描くのが好きだったので何となく美術部に入っているけれどそれほど熱心な部員でもない、おしゃれには少しばかり興味があるけれど、当然のことながらお金もないので、せいぜい雑誌の中で楽しむ程度、放課後の友だちとのおしゃべりが楽しくて、というような、どこにでもいそうな女の子だった。
 恋の相手は、同じ路線にある私立の有名高校の男の子で、野球部のエース、ハンサムで友達思い、性格も明るく、いかにも少女漫画に出てきそうな相手だった。

 だが、物語が半分まで進むと、男の子の家庭環境がかなり複雑で、母親の再婚相手である義父から暴力や性的な虐待まで受けていたことが分かる。主人公とこの男の子は急速に親しくなり、二人で親たちから逃げ出そうとする。主人公の家庭環境が特に複雑である描写はないが、思春期独特の反抗心はあったのだろう。
 だが、物語が後半になり、鬼宿の意味が明らかになった。

 主人公の少女は、死者だった。魂が離れたことに気が付かないままの魄、すなわち鬼だったのだ。少女の恋は、可愛らしい初恋などではなく、この世に対する妄執だった。少年はひとつの呪縛から逃れ、別の呪縛に絡め取られる。
 真は思わず本を閉じた。思春期の多感な少年少女がこれを読んで何を思うのか。そもそもその年齢の若者はこういうオカルトやら魂の物語が大好きなのだ。真がこれまでに関わってきた未成年の失踪者にも、当人曰わく「声なき声に導かれて」彷徨っていたような者もいた。この世界、この社会との関わりを切実に苦悶し、肉体に害を及ぼすほどに思いつめるのもまた、そういう年齢独特の心のあり方なのだろう。

 だが、一方で、彼らは一様に大人たちが思うよりも誠実で真剣で、何より聡明だった。決してオカルトに溺れているだけではないのだ。それは、この世界とこの先どのように付き合っていくのかを確認していく通過儀礼のようなものに違いない。
 真自身とて、その年齢の時には、同じような心情でいたし、正直なところ今でも、まだ現実との区別がつかない幻を垣間見る瞬間さえある。記憶の混乱なのだろうと思っているが、突き詰めて考えることで自分の足元が崩れてしまうような恐怖があった。
 年齢に関係なく、心の内というものは表に出すことが困難なものだ。

 小学生の時に東京に出てきてから、何度か精神科医や心理学者の診察を受けた事があった。彼らは真に絵を描かせたり、催眠療法に近いような方法を試したが、真はどこかでその方法を警戒し、恐らく彼らは上手く真の心の内を知ることはできなかったはずだった。
 大体、どう考えても下手糞な真の絵を見て、何がわかったというのだろう。ただその子どもが、かなり複雑な内面を抱えていることだけを知ったに違いない。

 何を抱えていようとも、少なくともこうして大人になり、社会で生活をしていけるようにはなる。本当に必要なものは、その複雑さを抱えた個を、そのまま受け入れてくれる別の個の存在なのだろう。
 女子高生のカリスマ童話作家であるという神路月。
 月というのは、本来、様々の神話では陰のイメージを持たされている。その作家はどうして自分にそんな名前をつけたのだろう。

 ふと誰かの視線を感じて顔を上げると、不信そうに真を見つめる制服の女の子がいた。
 確かに、もう三十にもなろうという男が、カリスマ童話作家の本を真剣に見ているというのは怪しいだろう。

 だが、何か気の利いた言葉で会話を始めて、その女の子から情報を引き出すような器用さが真にはない。この仕事に関わって既に十年は経過しているにも拘らず、調査事務所の人間とは思えない不器用さを、未だに真は克服できないでいる。
 ところが、実際にはこの手腕の乏しさが真にとってプラスに働いていることが少なくない。初めて会った相手は、真が調査事務所の人間だとは全く思いもしないだろうし、今でもまだ大学生に見られることもある風体からも、都会に慣れずに道に迷っている若者と間違われることもある。

 女子高生はしばらく顔を上げた真と視線を合わせていたが、後ろから近付いてきた別の女の子の気配に後ろを振り返った。その瞬間にようやく網膜に映っていたその子の制服が、正確な情報になって真の脳に入ってきた。
 真が通っていた私立の聖幹学院の制服だった。いや、制服そのものは随分と垢抜けてファッショナブルになっているように思ったが、襟についた、三つ葉のクローバーをモチーフにした学校の紋章はそのままだった。

 今度は二人の女の子の視線をまともに受ける結果になって、真は逆に視線を逸らすことができなくなった。幸いだったのは女の子達の屈託のなさだった。
「その本、借りられますか?」
 真は思わず自分の手元に視線を戻した。
「いえ、どうぞ」
 真は『鬼宿の契り』を先に現れた女の子に差し出した。

 それをきっかけに図書館の隅で囁きを交わすような会話が始まった。女子高生たちは、真のような年齢の男が、その本を取り上げて読んでいたことに興味を持っていたようだった。
「幹学院ですか」
 真が尋ねると、制服に興味を持っている怪しい男に思われたのか、一瞬女子高生の顔つきが微妙になったが、それに気が付いて真が困惑気味の顔をすると、一人がくるんと表情を変えた。
 真は出会ったばかりの頃の屈託のない美和の顔を重ねていた。

「いや、俺も卒業生なので……」
 そうなんだ、と二人組の女子高生は顔を見合わせたが、まだいくらか疑いを残しているようだった。
 さりげなく、何年の卒業、その時いた先生がまだ勤めているか、など当事者しか知らない情報交換をしてから、ようやく安心したのか、笑顔を見せてくれた。

 真が通っている頃から、学院では私服にしようという運動があって、もともと学生の主張を取り入れることに積極的な院長の方針で、その意見は何度も学生集会で話題になっていた。二人の女子高生の話では、結局、毎日服を選ぶのは面倒だという学生からの現実的意見で、私服化は実現しないままだという。その代わり、スカートやズボン、ブレザーとネクタイは制服で、ブラウスやコート、ちょっとした装飾品などは自由ということになったらしく、よく見ると二人の着ているブラウスは、どちらも白ながらデザインは全く違っていた。

 何となくその子たちと歩調を合わせるような気配で図書館を出て、別に親しくというわけでもなく少しの距離を置いたままで、両脇を高い欅の木に挟まれた歩道を歩いた。
 女子高生たちは真に興味を持っているものの、知らない男への警戒はそれなりに保ちつつ、今の学校の状況について、真の質問に答えてくれる。時には彼女たちの方から、昔の学校のことを聞いてくる。それを聞くと、十年以上も経って随分変わったところもあるのかと思いきや、大筋としてはあまり変わっていないように思えた。
 毎朝の礼拝、何故かイベントの多い校風、脱線が多くてなかなか進まない授業、それでも大学入試対策などの現実的な側面は随分改善されているようだった。

 二人の女子高生は、本名は名乗らなかったが、先に真と視線の合った方は「あゆ」と呼ばれていた。小説を読んだり音楽を聴いたりするのが好きそうで、二人の話は真をそっちのけで、時には真を巻き込んで途切れる気配はなかった。
 同じ高校生と言えども、真が近年接している問題を抱えた少年少女たちとは随分違う。いや、それはあくまでも表の問題なのかもしれない。
 妻の舞、それに真と妻が子どもを失うきっかけになったあの少女もまた、複雑な表の顔の後ろに素直で屈託のない一面を持っていた。子供はこの難しい時期を乗り越えて大人になっていく。全ての道にはそれぞれの意味があり、同じ道はひとつとしてないのだろう。

「でもどうしてこの本をご覧になってたんですか」
 質問されて、真は一瞬考えてから、妹からこの作家の『月に帰る船』という作品を借りてきて欲しいと頼まれたのだと返事をした。二人の女子高生は顔を見合わせた。
「それって、次作に考えてるっていう本のタイトルだよね。この『鬼宿の契り』の続編になるって話だったけど、まだ出版されていません。私たち、今度学年末発表会で『鬼宿の契り』の寸劇をするんですけど、学校の図書室の本は貸し出されてたから、区の図書館に来たんです」
 まだ出版されていない、という言葉を真は確認した。
 女子高生たちは不思議そうに真を見つめている。

「でも本当に出版されるのかなぁ」
 一人が呟く。風がきつく吹きつけて少女たちの白いマフラーの端を巻き込んでいった。
「どうして?」
「最後の『後に続くもの』が出てから結構経ってるんです。作家さん自身、半年位前に一度雑誌に出てから、どこにも出てこないし」
 ではあの本は何なのだろう。出版元まで確認しなかったが、ちゃんと本の体裁を整えていたから、てっきり出版された本だと思っていた。

「去年の文化祭の時に講演会に来たんだよね」
「来たって、その神路月って作家が、学院に?」
「はい。だってうちの卒業生ですし」
 真は女子高生たちの顔を思わず見つめ直した。
「卒業生? 幹学院の?」
「本名は神路あきら、あきらって昴っていう字なんです」

 これから塾だという二人の女子高生とは、欅の並木道の下で別れた。話は尽きないように笑いながら去っていく二人の後姿を、真は随分長い時間見送っていた。
 物語を最後まで読まなかったので分からないが、タイトルから察するに『鬼宿の契り』は明るい話とは思いがたい。それでも彼女たちの手にかかれば、物語はハッピーエンドに書き換えられてしまうのかもしれない。

 風は冷たく、枯葉が頬に当たるほどの近くを切っていった。耳元で、枯れた葉がまだ木の枝に繋がっていたときの記憶が囁かれたような気配がする。その気配は直ぐに、並木道の傍の信号が青に変わったことで、かき消された。
 真はコートのポケットに手を突っ込んだ。
 一体、何の縁故であの本は真の事務所に送られてきたのだろう。送り主の名前は池内暁、読みようによってはやはり『あきら』と読める。女性か男性かもわからない。

 とにかく事務所に戻ってあの本を確かめようと思った。
 事務所に戻ると、留守番をしていた宝田から、美和は気分が悪いと言ってマンションに戻ったと聞かされた。ここに閉じ籠っていると気分が悪くもなるだろう。周囲への迷惑を考えると大学にも行きにくくなっているはずだった。
 後で電話をしてやろうと思いながら、真は机の上に残された本を取り上げた。

 美和がゴッホの星月夜みたいだといった表紙を、もう一度見つめる。暗い藍の空に黄色の光を湛える星、その星に照らされ闇に浮かぶ黄金の雪原、雪原の中で鳴き交わす鶴の番。真は本の裏表紙をめくった。
 初版の日付は、未来の日付だった。そしてその下に続く発行者の名前は池内暁、この本を送ってきた人物の名前だった。
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Category: ☆雪原の星月夜 第1節

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コメント


図書館に来たのは『神路月』の本を調べるためだったのですね。
本のタイトルを並べるのは彩洋さんご自身楽しかったということですが、題名が本当に素敵。自分も高校生の頃にこんな題名の本があったら(いや今でも)
夢中になって読み耽ってしまいそうです。『鬼宿の契り』のストーリーはなんだかぞっとしてしまいましたがと同時に幽玄な感じもしてそれこそ続きが気になります。

なるほど、これが例のナンパでしたか笑
でもナンパがナンパになってところに、真の性格が出てますね。でもこれくらい
のほうが却って誠実さが伝わるんじゃないかな。
真の内部は今とても大変なことになっていますけれど、外部にまだ
こういう世界があるってこと、こういう世界とまだしも真が接点を持ってる
というのはやはり安心させられますね。

ハイティーンターゲットの本ということで、その年代の子がこういう話に
夢中になってしまう心理構造の描写がとても興味深かったです。
真は当時の自分を重ねていましたが、当時の真の抱えた複雑な内面、個を受け入れてくれたのが例のあの方ってことになるのでしょうか。
そうして今その方は不在……。
ヒロイン、本当に言いえて妙ですよね。
精神的には真のほうが「雄」なんですよね。
例の方は普段はちゃんと「雄」なんだけれど状況が崩れちゃったら去勢(精神的な)されちゃう危うさを併せ持っていたんだなぁと。

それにしても、昴に暁……
これは、偶然?

canaria #- | URL | 2018/08/27 10:49 [edit]


更新、お疲れ様でした。

今回はなんかホッとしました。清涼剤回、ですね(笑)

神路月の作品のタイトル、良すぎ。
図書館で見かけたら、衝動借りしちゃいますね、たぶん(私、タイトル買いが多いのでw)
ただ、あんなストーリーを、童話とか絵本のスタイルで発表するあたりが、たんなる物書きじゃないよなぁ。いい意味で、破綻した才能、って気がします。ま、人格も破綻してくれていそうな期待もありますが(スミマセン)
それにしても、『月に帰る船』って、この作者のシリーズの中でもちょっと異色なタイトルですね。ダークファンタジーなジャンルから、ハードSFに転向したような感じがします。あるいは、自伝的ななにか、とか?

つか、なんだよ真、後輩のJKは普通にナンパ出来るんじゃん……。
あ、ナンパじゃないか。聞き込み? 情報収集?
お名前が出てきたあゆちゃんは、今後も登場予定でしょうか。神路月のファンていうだけじゃなさそうな気もしますし、どうからんでくるのか。

さりげなく真と舞との子どものこともでてきて、どういう事件があったのかも気になっています。こういう謎のばら撒き方、うまいなぁ。

次話も楽しみです。

TOM-F #V5TnqLKM | URL | 2018/08/27 18:12 [edit]


canariaさん、ありがとうございます(^^)

作中小説、劇中劇、とかいう類いのものって考えるの楽しいですよね。本編じゃないから適当に遊べるし、タイトルだけでもいいし、本編に関連づけたりつけなかったり、こだわったりあんまりこだわらなかったり。もちろん、ものすごく濃厚な劇中劇のお話もあるけれど(そういえば、昔、薬師丸ひろ子の『Wの悲劇』を観た時、芝居の中で仁王立ち状態になっていたとき、思わずスカーレット・オハラのにんじん?かじって仁王立ちに通じるものを感じて、あぁ、役者って芝居の上手い下手よりもオーラだなぁと思ったことがあったなぁ。あれ、脱線しちゃった)、ここはまずはタイトル遊びですから、思い切り遊んじゃいました。
もちろん、私の言うことですから、遊んでいるようでいて、結構内容が絡んでたりするかも知れませんが!(^^)! ただ、タイトルを並べるに当たって、なけなしの天体気象文学知識(天体や気象の知識ではない)を駆使しました。
『鬼宿の契り』だけは『月に帰る船』に関連しているので、ちょっと詳しく内容を書いてみました。これが作者の何に通じているのかは、後日の事として……たぶん、神路月という作家は、自分を作品の中に反映させるタイプなのですね。そしてきっと小悪魔。

そして、真は図書館でナンパしています^^; この男、半分確信犯ですから、信用してはいけません。こうやって善人ぶって近づいて毒牙に……じゃなくて、まぁちょっと頼りなげな風体で相手を安心させるという悪魔のような手を使います。このあたりの血を、慎一は受け継いでるなぁ。
そもそも、制服見て「○○校の制服だね」なんて言われたら、まぁ逃げますよね。絶対怪しい。でもそこに本があったので、ちょっと会話ができちゃったのですね。後はまぁあるあるで名物先生トークで本当に卒業生かどうか、踏み絵確認ってことになりました。まだ先ですが、真が母校を訪ねるときに、あゆちゃんとは再会します。
きっと、同じ学校出身の人間の醸し出す雰囲気というのがあるのでしょうね。卒業してうん十年も経つと薄れるでしょうけれど、まだ30歳前後くらいまではその匂いをさせているのかも。この私学の校風は真を排除しなかったし、何よりもそこにいた真の唯一の友人・天然ぼけ級長のお陰で真は結構ハッピーな高校生だったと思うので、この学校の話が絡む部分ではきっと皆さんにほっとして頂けるはずだと思います。
でも、他はひどい!かも。

いや~、ハイティーンのころって、結構危なくなかったですか? こっくりさんとかするし、これは現実ではないと頭では分かっていることでも、時々その境界が曖昧になったり、それが夢に繋がって妙にリアルな夢を見たり、あれは全部アドレナリンのせいだろうと思うけれど、お気に入りの物語の世界には没入しちゃうんですよね。
真は最も危ない奴の一人だったと思うのですが、竹流のお陰で超現実的問題=数学や物理の宿題(学校の、じゃなくて竹流の宿題)を解決しなければならなかったので、まぁ、はまり込む前に方程式と闘っていたという。

> 真は当時の自分を重ねていましたが、当時の真の抱えた複雑な内面、個を受け入れてくれたのが例のあの方ってことになるのでしょうか。
ここ、引っかかってくださってありがとうございました(^^) はい、真は自分には「そういう人がいた」と言いたいのですね。えぇ、実は単なるのろけですよ、これ。遠回しですけれど、こういうのだから、紆余曲折して「なんだ、結局ラブラブなのかよ」って話に落ちる、という^^;
仰るとおり、精神的には真の方が断然「雄」です。でこぼこですから。例の方は、ご飯も作れるし(真は無理、ってそこじゃないか)、何よりもバランス感覚があるので、脳の構造的には女性の方に近いのかも知れません。あ、別に性別がどうというのじゃなくて、考え方の問題ですね。でも、それも半分以上訓練のたまものなので、もともとの性質とは違っているかも知れませんけれど。

> 例の方は普段はちゃんと「雄」なんだけれど状況が崩れちゃったら去勢(精神的な)されちゃう危うさを併せ持っていたんだなぁと。
どきっ。この先の「彼」の登場シーンを読まれたことがありましたっけ?と聞きたくなっちゃいました。ないしょないしょ。

> それにしても、昴に暁……
アキラという文字で遊んでいるわけじゃなかったのですけれど……ほぼ偶然です。でも、文字を選ぶに当たっては明らかに天体と気象を意識しています^^; それに、昴にとっては名前こそ運命を繋ぐもの、だったかも知れません。

さて、次回はまたブラック真が登場するかも?
コメントありがとうございました!!

彩洋→canariaさん #nLQskDKw | URL | 2018/08/27 20:26 [edit]


TOM-Fさん、ありがとうございます(^^)

わぁい。ほっとして頂けて良かったです。そうそう、必要なんですよ「清涼剤回」。毎回トウシューズに画びょうとか針とかカエルとかトカゲとかペンキとか入ってたら疲れるので、たまにはバラの花びらも入れておこうと。               
そして、作品のタイトル遊びにも反応して頂きありがとうございます。うん、私も、本屋で並んでいるのを見るときは、タイトルに引っ張られますね~。あとは最初の数行を読んだら、買うか買わないか決まりますね。なんとなく中身が良さそうでも、どうしても苦手な文章ってのがあるのです。その文章に1冊分つきあうのはしんどいので、とりあえず冒頭は読みます。内容よりも先に、文章……
そして、神路月ですが。ね、『阿寒に果つ』ですから、ちょっと破綻してないと(えっと、渡辺淳一が聞いたら怒るかな)。実はこのカリスマ女流作家の作品にはある仕掛けがあって(私は文章で書くだけだから簡単)、本当はただの和文ではないのですよ。そのあたりの内容は、また後日出てくるのですが、こんなふうに皆が語る「神路月」……でもその実態は? なんてあたり、『阿寒に果つ』っぽいと思われませんか? なかなかあんなふうには書けませんが、誰もが本当の神路月を知らないって、そんな雰囲気がこれからどんどん強まっていくといいなぁと思っています。
人格が破綻、のご期待には、かなりの高確率で応えることができそうですよ。童話や絵本って、ちょっと破綻した系のものってありませんでしたか? 絵も怖いし、これって子ども向けじゃないよねっての。マザーグースとか、あっち系のイメージ。

『月に帰る船』、ね、なかなかいいタイトルだと思いませんか。
でも私が中身を考えると陳腐になりがちなので、皆までは書かないと思うのですが、なるほど、『月は無慈悲な夜の女王』的なSFでしょうかね~。いや、実はイメージはかぐや姫なのですよ。あの、無理難題を押しつけてさっさと月に帰った女王様。神輿じゃなくてUFOが来たっぽいですけれど。
この真シリーズ、人魚姫とかかぐや姫とか、やたらめったら本歌取りをしておりまする。

> つか、なんだよ真、後輩のJKは普通にナンパ出来るんじゃん……。
はい! そうなんですよね。この人、割と後輩受けはいいんですよ。なんだかんだ言いつつ、宝田とか賢二に懐かれてますから。もちろん、美和ちゃんにも。学生時代も、結構後輩には慕われていたようなのです。決して愛想は良くないし優しくもなかったのですが、裏表なくて(裏表を作れるほど器用じゃない)公平である(この人の社会における基準はずれているから……たぶん、人間の中の違いとか、いまいち分かってなくて、ニンゲン、ネコ、イヌ、ウマの違いさえ怪しい)、ってのがよかったのかな。
それに、失踪人調査の半数は少年少女でしたが、割と仕事は上手くいっていたようで。ある程度は善人だけど、ほどほどの距離感で近づいてきて、必要以上になれなれしくなくて、ほどほどに悪人ぽくて?
あ、そうそう、ナンパじゃなくて情報収集でしたね。

あゆちゃんは今後も登場予定です。実は、名瀬弁護士の親戚筋で、今後時々事務所に手伝いに来るなんて計画もあります。ちなみに、怪しい立ち位置の子ではないので、本当に清涼剤です。悪魔に化けたりはしません(^^)

> さりげなく真と舞との子どものこともでてきて、どういう事件があったのかも気になっています。こういう謎のばら撒き方、うまいなぁ。
あ。引っかかってくださっていたのですね。ありがとうございます。本当なら外伝として書いてもいいのですが、まぁ、夫婦間のこじれの根っこのひとつでもあるので、本編中であれこれ語られるかもしれません。もっとも、真は舞に本当のことを話せないでいるし、たぶん今後も告白はしない。それに舞も、それはもう済んだことだと思うかな。そんなこと(要するに夫の浮気?)にこだわり続けるような性質の女性じゃないので。
謎のばらまき方……ちらっとスカートめくってみせるってやつですね(え?) でも簡単には全部を見せないよ~って感じ? でもこれってやり過ぎると、あとで収拾するのが大変なんですよね^^; 自分で忘れちゃってる。
次話はまたブラック真の「他の愛人」との逢瀬です。あ~あ。
コメントありがとうございました!!

彩洋→TOM-Fさん #nLQskDKw | URL | 2018/08/27 21:12 [edit]


こんばんは。

なんか遅くなってしまい、間抜けなんですけれど、次に行く前にやっぱり書いておきたい! なんて。

タイトル考えるの楽しかっただろうなって、いうのと、それだけでなくてタイトルってその作家の道のりみたいなものをダイジェストで示しているのかなって思うんですよね。私の方でも、写真集ですけれど『太陽の子供たち』と『陰影』と、べつに本編読まなくても、これを並べるだけでスタイル変えたって、なんとなく感じてもらえるんじゃないかと思っていました。

だから、きっとこのタイトルたちに、彩洋さんがこの作家のまだ見えていない執筆活動を込めたように思うんですよね。

そして、この作家が『童話作家』と認識されている所も興味深いな。もちろん昭和にはラノベというジャンルはなかったから、ティーンたちが大挙してそちらに夢中になっているということはなかったわけですけれど、書かれいてる内容は童話というよりももう少しオカルトがかっていて、いや、オカルトというのもおかしいな、なんでしょう、童話という言葉の持つ「健康で善良」っぽい色が少ないように思うんですよね。そして、ティーンエイジャー、ラノベみたいなのも好きでしょうけれど、こういうダークな、でも美しい作品に夢中になるだろうなって、よく理解できました。学校推薦図書とは一線を画した作品というんでしょうか。

さて、ブログの記事では、未来の日付なんて楽勝ですが、本。偽物が自主出版で送りつけてくるには手が込んでいるし、そもそも、開けて読めば、多少は文才のない人が書かないとすぐに偽物だとバレてしまいますものね。

アサクラパパの遺品と、こっちの本と、二つ書籍が出てきましたが、どう絡むのか、考えながら読み進めることにしますね。

八少女 夕 #9yMhI49k | URL | 2018/08/31 03:08 [edit]


ああ。やはり。ふふふ。コメ欄読んで納得。
真がただのナンパ師ではなかったということを。

この物語にただの通りすがりのキャラなんてほとんどいないんですよね。
みんなどこかで繋がっている。
真は目的を持ってこの図書館に来た。
その目的以上の出逢いがあったわけですかね。
ただのJKと侮ってはいけない。今後の絡みが楽しみです。

それにしても、タイトルで遊ぼう…どころではないですね。
どれも素敵すぎる…そしてやはりあちらこちらへとつながっていて…
劇中劇もさすが。短い中にも大海さんの世界観ががっつりと含まれていてニマニマです。

謎の本(?)と、行方不明の作家、握っていますね(←なにをだ?)
まだ始まったばかりだし、静観しております。
これからさらに絡まってくるであろうあれこれに期待!^^

けい #- | URL | 2018/08/31 21:28 [edit]


夕さん、ありがとうございます(^^)

夕さん、お忙しい中コメントありがとうございました。

あ、そうかぁ、ジョルジアの写真集のタイトルもそういう含みだったんですね。たしかに、「太陽の」というと普通に考えたら明るいイメージですが、彼女の人生を知っていると、それだけではないのが分かりますよね。そして『陰影』の方は逆にタイトルは暗いイメージなのに、深みとか暖かさが伝わってくる。これはきっとジョルジアの心の変化を知っているから感じることで、物語の中で時間が流れていることを感じさせられます。
こちらのタイトルはあんまり深い意味は無かったのですが、単に並べて遊んでいたのですけれど、最後の『鬼宿の契り』と『月に帰る舟』は意味合いがあるので、ちょっと気合いを入れて付けました。でも後はほんとに遊んでます。この真シリーズ自体が、タイトル名を気象関連に決めているので、それもあって楽しかったです。そのうちどれかで話を書こうかしら。
あ、でも、遊んでいると言っても、このタイトルの方向性には意味があったりするのです。それはまた続きで分かるかも。

昭和のラノベ! たしかに、そういうジャンルわけはなかったですね。うん。でもそういう系統の小説は確かに在りましたよね。昔だったら『赤毛のアン』とか『若草物語』とかはもしかして、ティーンの愛読書だったのかしら。あの系統の物語って、年取ってもその時代の嗜好を持ち続けている人たちがいて、アンの故郷に行くツアーとかあるんですよね。なんかティーンの時の読書の影響って本当に大きい。私は雑食だったので、これだけってのはなかったけれど、やっぱり竹宮恵子さんからはすごく影響を受けたと思います。そう考えると、ティーンの時に好む物語って、決して「健康で善良」ではないですよね。何というのか、どろっとした部分を教えてくれるのも、小説・物語だったと思うのですよね。
童話も考えてみたら、アンデルセンだって理不尽の塊みたいな話が多いし、マザーグースなんて(童話じゃないけれど)残酷だし、子供たちはアンパンマンよりバイキンマンが好きって子も多いし、善良なものだけを与えられても子どもってダメなんですよね。そういうことを美智子さまも仰っていたなぁ。読書は人生が複雑だってことを教えてくれたって……。
学校推薦図書ではなかったかも知れませんが、お互いに友人の中で共有したり、個人的に嵌まったりした物語って必ずありますものね。
『童話』という括りにしたのは、そういう暗い部分も含めて実は童話というものかなぁというのと、イメージの中にマザーグースがあって、海外の伝承ものにある毒みたいなものもイメージしています。彼女の執筆スタイルが少し変わっているというのは、この後マネージャーという女性の語りの中に出てくるのですが、そこで少しイメージが出てくるかも。
毒とか暗闇って、ある意味美しいんですよね。何というのか、10代の頃に感じられたあの美しさって、もうこの歳になると感じ方が変わっちゃって、同じようには感じられないからこそ、あの時に感じた事って大事だったんだなぁと思い出せます。

送りつけられた本には、本自体にはそれほどの裏事情もないのですけれど、送りつけたには何か事情があったみたいで。この池内なにがし、真に何かを訴えたかったのかも?
遺品の本の方は正確に言うと、功伯父さんの本なのですが、一体なぜ自称アサクラタケシのところにあったのか、それがまた真の記憶のほころびの紐を引っ張ってしまうという、そしてほころびが広がっていくみたいなので、そちらはまたゆっくり語りたいと思います。

コメントありがとうございました!!

彩洋→夕さん #nLQskDKw | URL | 2018/09/01 22:53 [edit]


けいさん、ありがとうございます(^^)

あれ? コメント欄読んで「マコトじゃなくて、真がただのナンパ師ではなかった」と納得してくださったと! ただのナンパ師じゃなくて、たちの悪いナンパ師かも? いや~この人ね、ほんとに、無意識に悪魔ですからね。って、そういうことじゃないか。でも、こんな風に善良なふりして、結構腹黒かったりして。なんて書いたら誤解されますね。でも真っ白じゃないです。きっとブラックホール。あゆみちゃん(あゆの本名)に対しては、手は出さないけれど、なんだかんだとあゆみちゃんの方が自分を気にかけてくれるように持っていくんですよね。こわいこわい。この人に悪意があったら、マックロクロスケです。でも悪意がないから、かえって始末に負えない……
あれ。そういう話じゃないか。

通りすがりのキャラは……うん、いたとしても、最終的にどこかで遊んじゃいますよね。ご都合主義に「実は」ってのはあまりないのですが、絡んだ人を引っ張る傾向はあるかも。福嶋なんてその最たるものですし^^; なんか使い捨てにしにくかったんですね。物語的には美味しいキャラだったので。それに真の仕事上でも、結構役に立つという裏事情もあります。
図書館の出逢いは、神路月のことを、自分の後輩にあたると知るためのものでもありましたが、JKたちはやっぱり清涼剤であり、一方で真にとって謎めいたブラックボックスでもあります。こんな仕事して、青少年とはよく絡んでいるのに、女の子の気持ちなんてね、分かってないですから。それをきっとあゆみちゃんが手ほどきしてくれる、のかな? でもこの学院は一応お嬢様お坊ちゃまの多い学校ですから、不良(表現が昭和)出身の嫁を理解する手助けにはならないと思います^^; 

『鬼宿の契り』のお話、あらすじを楽しんで書きましたが、さすがにこの話をじっくり書く気にはならないなぁ^^; でも、このストーリーには少し含みがありますので、また後半(第1節では謎解きしないのでした)でじっくり。月(昴)の想いを確認していく中で真は自分の足元が危うくなっていくのですが、そこはまたお楽しみに! 
まだまだ第1節では「おまえ、なにやってんだよ!」なあれこれが次々と。そうそう、この昭和な話、そういうんだった、って皆さんが思い出してくださる、かも?

物語の中で物語の話を書くのって楽しいですよね。そして本がいっぱい出てくるのも楽しい。
ここに出てくる本、そして設計図、色んなものが真に過去の出来事、未来への不安と希望を抱かせてくれるはずです。
あ~でも、まずは「お前何やってんだよ!」をもう少し楽しんでください(^^)
コメントありがとうございました!!

彩洋→けいさん #nLQskDKw | URL | 2018/09/01 23:25 [edit]


大海さん、読むのが遅くなってごめんなさい~。
じっくりゆっくり、ここまで読み進めてきました。やっぱり真の世界はなんというか、感想を言葉で伝えるのが難しい。(←じゃあどうすんだw)
竹流を取り巻く事件がひとまず落ち着いても、まだ何一つ解決せずに、次々に災いが、真の方に歩み寄って来る感じ。

組関係のごたごたで、さすがの美和ちゃんもストレスを溜め気味で、そこも気になるし、そして真の奥さんの独特な人間性も、すごく気になって、「なんでその子と結婚を?なんの業だ?」とか、いろんな想いが湧きたってきました。
真って、いつも思うけど、自分を楽にする生き方が出来ないんだろうなあ。

そして気になるこの絵本と、作家。
図書館で見たこの作家の作品名と、そこからその世界観を想起してしまう真の知識に惚れ惚れ。やっぱり竹流の伯父さんの存在って、大きかったんだなあ。(大海さんの星関連の知識にも、同時に惚れ惚れ。ほんとうにどんだけ博学なんですか)

それにしても『鬼宿の契り』の内容が、けっこうハードですよね。絵本がらみで小中学生が手に取って、そっから新たな世界に旅立ってしまうんじゃないかと、ちょっとドキドキするのですが。
若い時に出会う本って、本当にその子の感性を開花させてくれるから、細かい規制せずにいっぱい読んで欲しいです。
(もう、このタイトルで大海さんに全部書いてほしい。きっとすごいのが生まれて来そう)

真が女子高生と話をする姿が、ほんの少しぎこちなくて、なんだかすごく新鮮。きっと声なんか、すこし優し気なんだろうなあ……。妙にこの回は和みます(*´ω`)
あの絵本の謎も、何だかいい感じで深まって行ってるし、この先もゆっくり楽しませてもらいますね^^

いっきに感想を書いちゃって、ごめんなさい><

lime #GCA3nAmE | URL | 2018/09/06 13:50 [edit]


limeさん、ありがとうございます(^^)

limeさん。執筆お疲れ様でした。まだ拝読できていなくて、でも皆様のコメントを読むだけでもわくわくしますね。また時間があるときに読みに行きますね。旅に出ようと思ったら、片付けておかなければならないことが多くて、日々地獄のようでした。コメントのお返事も遅くなって済みませんでした!
そしてlimeさんもお忙しい中、コメントありがとうございます。
真の世界、たしかに、私も、コメントのお返事書くときに、他のシリーズなら私が作者~って気持ちで書いているのですけれど、真のシリーズだけは、私のお友達のことだから私が返事書いていいのかしら?って感じの第三者感が……不思議です(^^)
前作は竹流の大事件でしたが、今回は真の大事件、うん、たしかにそうかも知れません。そして、夕さんもおっしゃるように、なんか自分から火の海に飛び込んでいる感じ? いや、でも今回は向こうから降ってきたのですけれど、火のないところには煙が立たない。あれ? そういうことわざじゃないか^^;

そうなんです、美和ちゃんが今回は自分にも火の粉が降りかかっているので、少し元気ではありません。この話、誰か推進力が必要なのですが、今回は仁も美和もだめそうなので、別のお嬢さんに頼んでみました(^^) 図書館で真がナンパしています?が、こんな真もなかなかしんせんでいいですよね。
そして、真の嫁。なんで結婚したの?この子と?って思われるかも知れません^^; まぁ、勢いというのか……? その時のことはまたお話中に出てきますので、お楽しみに(*^_^*) 真ってこれまで、優等生とか影のある女とか、そういう系統にやられてきましたが、今回はかなりパワフルな女ですね。このパワフルさは真にはないのですけれど、だからこそ惹かれたのかも?
> 真って、いつも思うけど、自分を楽にする生き方が出来ないんだろうなあ。
にゃひひ(o^^o) 苦労は買ってでも、じゃなくて、降りかかる火の粉を払えないのですね。うん。

この童話作家のタイトルを並べるのは楽しかったんですね~。なんかこの無責任は劇中劇とかお話の中の音楽とか文学とか、勝手に作っちゃうのって楽しいですよね。しかも無責任(o^^o)
真はおじちゃん(功)の影響をもろに受けていますから、宇宙に関しては素人を越えているのですけれど、不登校の時の慰めだったのですね。今回は、前回ちらっと出てきたプラネタリウムがまた一つのキーアイテムとして活躍?です。真と伯父さん、そして、ついでにお父ちゃんを繋ぐ儚い糸、かも。
私の知識は単なる本からのものなので、余り深みはないのですけれど、昔は買ってもらった小さい天体望遠鏡で弟と二人、家の裏の暗いところで空ばかり観てたなぁ。

『鬼宿の契り』、ちょっと不気味ですね。でも、なんか、思春期のころってこういうちょっとオカルトじみた、この世ならざる世界に惹かれるときがありますよね。それがこの作家の特徴かも……思えばこの頃に竹宮さんとかの漫画を読んで、新しい世界に興味を持った私たち。うん、本当に影響大ですよね。
あ、いま、アメリカのドラマ観てたら、「シナプス一つが人格を左右することもある。他人の頭の中で何が起こっているかは分からない。」って言ってました(o^^o) 思春期ってまさにこの謎のシナプス結合ですよね。その時に繋がったシナプスが後々の事にも少し影響するのかな。もしくは、その時の一時的なものなのかな。
> (もう、このタイトルで大海さんに全部書いてほしい。きっとすごいのが生まれて来そう)
それは危険かも^^;^^;^^;

引き続きよろしくお願いします。
コメントありがとうございました!!

彩洋→limeさん #nLQskDKw | URL | 2018/09/15 09:27 [edit]

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