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コーヒーにスプーン一杯のミステリーを

オリジナル小説ブログです。目指しているのは死体の転がっていないミステリー(たまに転がりますが)。掌編から長編まで、人の心を見つめながら物語を紡いでいます。カテゴリから入ると、小説を始めから読むことができます。巨石紀行や物語談義などの雑記もお楽しみください(^^)

 

【旅2017・スペイン】(8)カサ・ミラ~ガウディの建築を巡る・その4~ 

カサ・ミラ外観long
ガウディの建築を巡るシリーズも、残すところあと2つ。教会や公園といった公共の建造物から、少しプライベートな建物に対象を移します。2つの「Casa(家)」のうち、今回ご紹介するのは、高級アパート「カサ・ミラ」、別名「ラ・ペドレラ」です。
石を積み上げたような外観から石切場=ラ・ペドレラと呼ばれるようですが、石切場はこんなにくねくねしてないですよね。このくねくねは、当時としては異質なもので、街並みの統一性を欠くものとして物議を醸したとのこと(「ごりごり」の次は「くねくね」、ね)。バルセロナで初めて地下に駐車場が作られたりもしたそうです。
異質なおかげで、グラシア通りを歩いていたらすぐに発見できます。
もう1軒の「カサ・バトリョ」は個人の邸宅として建てられたもので、そちらは「海」を、こちらは「山」をテーマにしているようですが……山? 
カサミラ外観
ひとまず、中に入ってみましょう。
私は日本で日付指定のチケットを買っておいたので、ファストパス的にするするっと当日券の人たちの脇をかすめていけたのですが、それでもカサ・ミラはなかなか人気のスポットで結構な人出でした。ただ、当日券でもいける程度。
私はこの日、朝からサグラダ・ファミリアに行って、サン・パウ病院に行って、カサ・ミラに来て、最後は夜のタパス・ツアーに行ったという、頑張った1日でした(月曜日)。
中から見上げる
建物の中はこんな吹き抜けになっていて、光の加減で色んな表情を見せてくれます。
カサミラ中から見上げる2
カサ・ミラは現役のアパートなので、公開されている場所は限られています。
入ったらすぐに屋上まで上がるエレベーターの方へ誘導されます。あ、階段を上ってももちろん構わないのですが……エレベーターに並んでいると、自販機があって、カサ・ミラのネーム入り水が売られていました(どこかに写真があったはずなのでお土産コーナーで、いずれご紹介)。

そして、屋上へ!
テーマは山ですよ。まずは、そう思いながら御覧くださいね。
カサミラ模型
こちらは、建物の中に展示されているカサ・ミラの模型。これからこの屋上に上がっていきます。
屋上になんだか怪しいものが並んでいます。あれは?
というわけで、トカゲに続く登場シリーズ、今回は鉄仮面の登場です!
(写真が多いので記事を畳んでいます。てっかめ~ん!)
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【旅2017・スペイン】(7)グエル公園~ガウディの建築を巡る・その3~ 

スペインの旅2017・続編です。
今回お届けするのは、『ガウディの建築を巡る・その3』ですが、正確には建築じゃないですね。でも別カテゴリを作るほどでもないので、ここに入れちゃいました。のっけから、写真は曲がってるし暗いし(一応補正したのですが)、まったく写真の腕のないのがよく分かる残念なスタートですが、お付き合いくださいませ。
ちなみに、お天気が良くて、太陽の光がきつい(これは関西弁なのかな。自覚してないけど。強いってこと)と、こんな風に影もきつくなって……って、なんだか哲学めいた話ですが、夏の南ヨーロッパ写真のあるあるですよね。
グエル公園14
グエル公園といえば、この「大階段」ですね。観光客がひしめいていますが、この階段が正面入り口(現在は有料エリアの「出口」)から階段の上にある「市場(ギリシャ風柱の見えているところ)」(後述)を繋ぐメイン通路、ということになるのでしょうか。階段には、「市場」の下にある貯水槽の水を排出する機能もあるようです。
って、そもそも「グエル公園」って? 
しばしば登場する「グエル」というのは、ガウディのスポンサーだった人の名前なのですが(それなのにコロニアグエル教会を途中でほっぽっちゃったガウディ)、この場所に住宅街を作ろうとしていたのですね。

ここはバルセロナの街を見下ろす高台、いわゆる「山の手」です(ということは、ここに行くためには結構坂をのぼらなくてはいけないのです)。「山の手」と言えば、芦屋のような高級住宅街のあるところ。こちらも閑静なイギリス風高級住宅60邸の計画がグエルさんによってなされ、その住宅街のパブリックスペースの設計・都市デザインがガウディに任された、わけなのですが……なんと、グエルさんとガウディさん以外には1軒しか売れなかったそうで……
あの時代にもそんなことがあったのですね。どう考えても街の中の便利な場所の方がいい。

結果、ここは公園として残されたわけです。本来なら、素敵な公共公園というわけなのでしょうが、観光客がひしめくので、今や半分は有料エリアになってしまっているのですね。
ただ、有料エリアも、定められた開園時間(8:00~、閉園は季節により異なるが夏は21:30、冬は18:15くらい)以外なら、ただで入れるようです。って、早朝にここにたどり着くのもちょっと気合いがいるし、暗くなってから行くのも微妙~な場所ですけれど。
昼間でも根性のない私たちはしっかりタクシー利用しました(だって、坂なんだもん)。

と言うわけで、まずは無料エリアからご案内しましょう。
グエル公園出口
いわゆる正面入り口に着きました。でも、現在ここは有料エリアの出口になっていて、入れません。無料エリアの入り口はいくつかあって、分かりやすいのはこの前の道を右奥へ進んだところ。
グエル公園入り口2
入って行きます。中は階段、遊歩道が整備されていて、その一部がこんなふうに天蓋付き通路になっています。
グエル公園2
なんでこんなに「ごりごり」? 思い出してみると、ガウディの建築には常に「自然の具現」「自然との一体化」がテーマに掲げられていましたよね。このごりごり感も、緑に囲まれた敷地内に大地をイメージさせるものだったのでしょうか。
グエル公園3
階段を上ったり、スロープを上がったりすると、このごりごり通路の下に出たり上に出たりします。ごりごりの上の道から上の写真の通路を見ると、こんな感じです。
グエル公園4
天井もごりごり。しかも、場所によってみんな同じではなくて、少しずつ柱の形、天井の造りも違っているようです。天井の石、落ちてきそうですよね。多分落ちてこないんでしょうけれど、網掛けなんてしてありませんから、ちょっと怖い。
グエル公園5
無料エリアはだだっ広くて、全部を回っていませんが、散歩には良いところのようです。
そうこうしている間に時間が来てしまいました。何の時間? そう、予約していたグエル公園有料エリア入場時間です。
この予約は、私たちは日本からオンライン予約していったのですが、当日券も買えます。でも、何時でもいいというならともかく、ここは場所も離れているし、待ち時間が長いとしんどいと思うので、時間が制約されている場合には、オンライン予約がよいですね。旅行会社さんからのアドバイスでも、サグラダ・ファミリアとグエル公園は予約していったほうがいい、ということでした。
もちろん、待ち時間には無料エリアでゆっくりくつろいでいてもいいのですが……
グエル公園有料入り口
いくつかある有料エリア入り口のひとつです。看板にご覧頂けるように、そう、私たちの入場時間は19時なんですよ。
夏はいいですね、この時間でもこの明るさ。
私は夏に長期休みをとるのがたいてい難しいので、よく秋休みをとっていたのですが、旅行代金が安いのはいいのですが、17時にはもう暗くて、結構損をした気分になることがあります。いえ、夜ライフをコンサートとか食事で楽しむってのもありなのですが、やっぱり夜に異国の街を出歩くのはそれなりに気合いがいるもので。だから夏に高い料金で旅行するのも、コストパフォーマンス的には決して悪くないのかも。

というわけで、有料エリアに入ったら、冒頭の大階段が登場するわけです。
以下、この記事も「有料エリア」に入ります。というのは冗談で、写真が多いので記事を畳みます(*^_^*)
引き続きどうぞ。
トカゲちゃん、登場!
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【雑記・2017-2018ご挨拶】行く年・来る年~ユズキさんとrurubu1001さんからの素敵なプレゼント~ 

夕陽
ご無沙汰しております。そうこうしている間に2017年最後の日になってしまいました。
この1年、何をしていたのか、毎日何かに追われていて、それなのにあまり実りなく流れていったなぁという感が強くて、その状況を反映するように家の中がぐちゃぐちゃに……よく「片付けられない女」なんて話題になっているけれど、まさにその世界に突入しつつあるのでは、と心配になっています(>_<)
毎日、通勤して、仕事して、帰ってきたら夜中だし、寝たらまた朝で、通勤して……睡眠時間の総時間がだいぶ減っているような。それなのに実りが感じられないって何だろう? この頃、細切れの時間を上手く使えなくなってきている様な気がします。お仕事は別ですが、色んな事に集中力がなくなってくてるのかなぁ。う~ん。
今、20年ぶりの転勤の話が出ていて、同じく20年ぶりに転勤を決意した、神奈川在住の半同業者の子とLINEでぐちゃぐちゃ言ってるうちに、会って話そうってことになって、仕事が終わった途端に「真ん中で待ち合わせ」、というわけで愛知の知多半島に行ってきました。ただ温泉に行って、食べてしゃべって帰ってきただけ^^; 泊まった部屋から夕陽も朝日もみえるって、とても素敵な場所でした。
朝陽
今年を振り返ってみると……やたらと出かけていたような気がします。ほとんどというのか、90%は仕事なのですが、毎週末、東京に行っていた月もあって、さすがにしんどかった……もう若くないので、そういう場合は月曜日をお休みにしたいんだけれど、月曜日からフル稼働で、目眩もなかなかよくなりません。ただ回って立ち上がれないほどのは、めったに起こらなくなっていて、浮遊感というのか、船酔いみたいなのに慣れてきもているので、やり過ごせているのかなぁ。ちょっと気持ち悪いけど。

今年の旅は……
残念ながら巨石紀行はちょっとお休みになっていますが(今年行ったのは、井伊谷の天白磐座遺跡だけかも。しかも出張のついでに)、代わりに大きな旅行がひとつありました。まだ全部は旅行記を書けていませんが、スペインの旅です。遠方の海外はものすごく久しぶりで、しんどいかなぁと思って行ったのですが、飛行機も意外に疲れず、前半の学会参加も、後半の自由旅行もめいっぱい活動してきました。
あ、でもお腹壊しちゃって結構大変だった……(>_<)

その、1ヶ月後にまさに同じ都市で起こったテロにはぞっとしましたが、その後でその都市で巻き起こっている独立の動きにもびっくり。もっとも、案内してくれた現地の日本人のガイドさんは、家々の窓の旗印を指して「あれは独立派の旗印」と歴史を話してくださっていたので、あ~こういうことか、と半分は納得。
旅日記はまた記事で続きをアップしていきますね。
全然関係ないけれど、私が昔、ソ連に行った翌年、ソ連は崩壊してしまいました。こどもの頃に台湾に行った翌年には国交断絶したし、アッシジに長居した翌年には大地震で聖堂が……うちの親は「また?」とか言ってます。いやいや、それ、私のせいじゃないから。
でも、来年もできたら海外旅行は行きたいなぁ。ウルルを見たい。もしくは、アンテロープキャニオン。

そして、仕事以外の大きな出来事は……
その楽器に触らなくなってから35年以上? 経っているのですが、うちに連れてきたアップライトのピアノが可哀想になってきて、ついに、三味線を習っている楽器屋さんでピアノをついでに習うようになりました。何十年も前に辞めたのに、昔やっていたというのは大きいですね。三味線の時よりは苦労が少ないです。
でも、ピアノの先生が妙に高いレベルを求めてくださるので、あれ? なんか妙に力が入ってるぞ? という。もちろん、この歳ですからそんなに指は動かないんですよ。一体、ピアニストの指って脳とどう繋がってるの? とか思っちゃう。だって、小指と薬指の神経は一緒のはず……
ただいま、ショパンのノクターン遺作20番 嬰ハ短調(『戦場のピアニスト』ですね)と格闘中。5年後にはベートーヴェンの『悲愴』をと高望みしています……この経験が慎一シリーズの続きを書くときに役立つといいなぁ~
三味線も頑張ろうっと。

とは言え、今年はかの大河ドラマ『おんな城主直虎』に完全にやられまくった1年でした。
もうひとつの私にとってトピックスだったドラマ『精霊の守り人』のチャグム皇太子役の小林颯くんがこども時代を演じた鶴に注目していたら、そのまま高橋一生さんの政次になり、あの屈折した人物像を見事に演じきられ、最期の回はタオル片手にずっと正座して観ましたよ。しかも、あの展開、予想できなかった場面。本当に、魂ぶつかり合う、柴崎コウさんとのお芝居に、日本中が泣きましたね。言葉では真逆のことを言いながら、目で演じる、というよりも、目さえも本当のことを言わずに、魂だけで感じさせる、大河ドラマ至上最高の(いや、これまで見たどんなドラマや映画のシーンよりも!かも)シーンだったんじゃないかと。
でもあれって、当初は「刺す予定じゃなかった」んですってね。直虎(おとわ)が経を唱えているのを聴きながら、最期にふっと微笑んで逝くということになっていたらしい。ほんとに、脚本家ってすごい。練りに練りまくって、あそこに持ち上げてしまった。
あれは、時代劇だからこそできたシーンなんだけれど、よくぞやってくれた、やられた!ってシーンで、これから何年もあれを超えるシーンには出会えないだろうなぁ~

そして、もうひとつの「やられた」は、寺田心くんが菅田将暉くんに替わった瞬間。何がって、えっと、兄弟だったっけ? くらいの似方でしたよね。あんな違和感ない成長シーン、これまで見たことなかったよ。そして、本来なら政次ロスで、後の3ヶ月間見れないよ~ってなるはずだったのですが、爽やかに虎松~万千代~直政となっていく時間を演じてくれて、最終回まで見切れましたよ。
『戦争と平和』ではアンドレイ公爵が亡くなったあとの第4巻を何ヶ月も読めなかったし、『銀河英雄伝説』ではヤン・ウェンリーが亡くなった残りの2巻分を読めなくて数ヶ月放置した私が、今回は録画を放置せずにほぼ時間差なく見切ったんですもの。
井伊の「直」と小野の「政」というのは和尚からのお手紙だったのですね。わたしゃてっきり直虎か万千代本人の意志でと踏んでいたのですが。でも、待っていた言葉だったので、嬉しかった。
思えば、まさか近藤氏の策略とは思わずに荷担していた鈴木氏が、「知らなかった、できることがあれば何でもする」と政次の死後に言ったとき、南渓和尚の「政次を生きて戻してくれないか」といった言葉にどんなけ泣いたか。そんな南渓和尚あっての井伊家、なんですよね。そして、井伊谷にはもちろん、にゃんけいがいなくちゃね!

でも、個人的にはカシラ=龍雲丸には、「先に死ぬな」なんて約束のために同時に死んじゃわないでいてもらって、広大な海に出て行って、井伊谷を愛した3人の分の魂も船に乗せて、生ききって欲しかったなぁ~。一緒に井戸なんか覗かなくていいから。

ポール・ブリッツさんが、泣きすぎて小説も記事も書けなくなったんじゃ?なんてコメントに書いてくださいましたが、いや、ある意味、その通りだと思いました。あのシーンを見せられると、自分の書くものがしょ~もなく思えちゃいましたもの。あ、そもそもしょう~もないか。
そういえば、最近「いい」と打ち込むと「井伊」になっちゃう^^;

そして生もの。食べ物じゃなくて、演奏会、などの話。
今年は、辻井伸行さんのピアノを2回も聴く機会がありました。1回はオーケストラバックにして、もう1回はピアノ単独で。どちらかと言えば辻井さんのピアノは、音が柔らかくて丸いので、オケがないほうが楽しめました。ショパンのバラードの1番が優しくて、泣けてきました。
来年もちまちまと演奏会には行きたいな。
そうそう、もちろん、今年も嵐くんたちを見に行ってきました。今年は札幌じゃなくて東京でしたが、隣のドームホテルに泊まったので楽々でした。近いっていいな。
相変わらず一点集中の大海は、約1名しか見ていないのですが、いや~、37歳、よく踊って歌ってるけれど、自分の出番?じゃない時は休憩しているのがいじらしい……アイドルだからね、3時間あまり頑張らんといかんのだけれど、今回は特に出ずっぱりなステージ構成で。いや、分かるよ、もう歳だから無理しなくていいからね。私はここぞというときだけ見せるキレッキレのダンスと、その美声で大満足です。
生じゃないけれど、映画『忍びの国』も良かったなぁ。

来年の生もののスタートは、NACSの舞台。なんと、「あの人」と一緒に行く予定なんですよ。え? あの人? もちろん、皆様もよくご存知の……(o^^o)
その次は玉置浩二氏(なぜ? 実は初めて聴きに行きます。オーケストラバックです)、そして久しぶりの大植英治氏*大フィル。どこかに佐渡裕さんも挟みたいと思っているのだけれど。

さて、最後になりましたが、ブログのお話
お休みがちになっているんですが、そんな私に、素敵なブロガーさんお二人から年末にびっくりプレゼントが飛び込んできました。
まずはこちら。
蓮と和子2
(こちらは、ユズキさんの30000Hit記念キリ番リクエストに応募したものです。絵の著作権はユズキさんにあります。無断転用は固くお断りします。)
夢の時間(とき)ユズキさんが描いてくださったのは、【奇跡を売る店】シリーズの主人公・蓮と、彼が引き取って育てている和子(にこ)。蓮は京都河原町木屋町にある探偵事務所の留守番探偵、かつ四条川端のオカマショウパブのホール係。和子は心臓に病気を抱える6歳児で、義理の父親となる蓮にはなかなか懐いてくれません。彼らが住んでいるのは、京都の西陣にあるお寺。いつもそこから四条河原町近くの保育園まで自転車で行くのです。そんなシーンをユズキさんが切り取ってくださいました!
ちょっとむっつりした和子が、まさに和子です。桜並木はきっと鴨川河川敷ですね。二人は別々のものを見ているようで、実はどこかで繋がっている。そんな世界を絵に起こして頂いて、本当に感激いたしました。それにこのアングルが素敵ですよね。足元から見上げた二人の背景に桜。春の京都の風と光が感じられます。
実は、これまで書いた部分では、和子と蓮が直接話しているシーンはほとんどなかったのですよ。それなのに、部分的な記述からユズキさんが色々とくみ取ってくださったのが、このシーン。イラストに起こすってことはすごいイマジネーションが必要で、でもぼんやりしたイメージじゃダメで、このディテールを描くところにすごいパワーと才能を感じます。ユズキさんのイラストは風景と人物が見事にひとつの世界を作り上げているんですね。イラストを描いて頂くのはとてもハードルが高かったので、本当に嬉しかった~(o^^o)

ユズキさん、本当にありがとうございました!!
このイラストから何か物語を起こしたいなぁと考えちゃってます。
あ、そうそう、ユズキさんのひよこトートバッグ、購入して愛用しています。ひよことたまごがむっちゃ可愛いいんですよ。詳しくは、ユズキさんのブログをご覧くださいませ。

そして、もうひとつのプレゼントは……
1001夜ショートショートrurubu1001さんが、第5回自分的小説ブログ大賞(2017)に拙作の【清明の雪】【天の川で恋をして】を選んでくださいました!
rurubu1001さんは短編を中心に1001話を目指してブログにアップしておられるブロガーさんですが、驚かされるのは、ひとつひとつの小説の最後に影響を受けた音楽や小説などを書き添えておられるんですよ。その幅広さと言ったらほんとにびっくりします。良い作品を書くためには、沢山良い作品に触れないと行けないんだなぁとしみじみ思うのです。そんなrurubu1001さんに選んで頂けたのは身に余る光栄です!
【清明の雪】は、初めてブログに発表した小説ですが、この取っつきにくい物語に優しいコメントをくださった皆様方が、今も長くお付き合いくださっていることを思うと、本当に大切な作品です。思えば私の京都愛をてんこ盛りにした作品でした。観光案内要素もみっちり織り込んでおります。この傾向は、今後は【奇跡を売る店】シリーズに受け継がれていくかな。
そう考えたら、離れた今も私の物語の舞台には京都がやっぱり一番合っているのかも。
rurubu1001さん、本当にありがとうございました!!

あら、カウントダウンが始まっちゃった!!
そして……
皆様、明けましておめでとうございます!
新しい年もよろしくお願いいたします。
わ~、光一くん! お誕生日おめでとう~!

今年の目標は……あれこれ降りかかってくる火の粉を上手く避ける! じゃなくて、頼まれた仕事をちゃんとこなしながらも、少し時間のやりくりを上手くこなせるようにして、転勤もどうするか決めなくちゃな。
そして、細切れの時間を使って小説も書きたいです。あ、今年はオリキャラオフ会、やりますね! 頭の中では、豪華客船に乗ることを楽しみにしている子猫がにゃあにゃあ言っているんですよ。
(「でも、おおみしゃん、このところ、しゃんしゃんにむちゅうなんだもん。ぼく、ぐれてやるもんね(=^..^=)」……あ、バレてた? いや、あの萌え死にしそうな可愛さときたら! そう言えば、昔、初めてインターネットのお気に入りHPに登録したのは、中国のパンダ幼稚園のHPだった。)

それから、放置している作品を全て(できれば)終わらせること。頭の中では既に終わっているから、始末に負えないけれど、やっぱりけじめはつけないとね。
でも、なかなか新しいのに取りかかる時間がないので、書き上がっている【雪原の星月夜】(【海に落ちる雨】の続編)の第1節をアップしていこうかなぁとも思ったり。ちょっと手を加えないといけない部分があるので、考慮中、ですが。

みなさま、これからもゆるりとお付き合いくださいませ!

Category: あれこれ

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2017年11月のつぶやきコーナー★11/20ちょっと近況~東京土産~ 

<Twitter代わりのつぶやきとお知らせのコーナー>
2017スペインの旅、レポート中




2017/11/20ちょっと近況
すっかり寒くなりました。
先週末から3週連続で、週末は東京・埼玉など関東で過ごすことになっています。
いずれも研究会や講演などですが、来週末の日曜日は三味線の大会もあるのです。
となると、直前特訓もありまして、東京帰りに練習に行く、なんてことも……昨日も、新大阪から練習に直行。
でも、12月初めはメインは嵐くんのコンサート(研究会も行くけど)。
楽しみだけど、身体が持つかなぁ……洋ちゃんの『探偵はバーにいる3』も公開だし。

昨日は珍しく新幹線の時間まで少し余裕があったので、普段は通らない南口乗り換え口を使ったら、そこにしかないという東京バナナの新作発見。……カステラだって。
う~ん、ちょっとバナナの味のするカステラ。○なのはザラメがばっちり。
でも、この手の新作って、結局元々のが一番美味しいってことになるのは何でだろ。
東京バナナ
隣にあるのは、プレスバターサンド。整理券まで配ってて人が並んでいたから、物珍しくて参戦。焼きたてをゲットするため? 
う~ん、こういうのは人が並ぶから並ぶ、ってので、美味しいんだけれど、もう1回並ぶかというと……東京バナナのオリジナルバージョンでいいかってことになるんですよね。
いや、美味しくなくはないんですよ。でもね。

canariaさん、すてきなコメント、本当にありがとうございます。
講演原稿に追われてて、お返事が遅くなってて済みません!!
もうちょっとお待ちくださいね。


今月の古いつぶやきは、「続きを読む」にあります。
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Category: つぶやき

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【旅2017・スペイン】(6)サグラダ・ファミリア(2)~ガウディの建築を巡る・その2~ 

ガウディさん
サグラダ・ファミリアその2のトップ写真はガウディさん。サグラダ・ファミリアの地下博物館にお墓がありますが、結局、彼は人生の最後、1910年から1926年に亡くなるまで、この教会と共にあり、今もここに眠っておられるのですね。大変健康には気遣っておられたそうですが、残念ながら路面電車に轢かれて亡くなられたとか。健康よりも電車に気をつけていただきたかったけれど……不慮の事故ならば致し方ないのでしょう。サグラダ・ファミリアの設計図はまだ大方、ガウディさんの頭の中にあったようですから、この教会の地下には、今もひたすらガウディさんの頭の中を探り出すべく模型ばっかり作っている研究室みたいなところがあるのです。
模型造り
そして、この模型製作所の横に、例の「ざっぱな力学」の正体が……
模型さ
これを目の前にして、私たちは思わずつぶやいたのです。「天才と何とかは……ってほんとにね~」
これはガウディさんの頭の中にあった「コロニア・グエル教会の吊り模型」なのです。写真では分かりにくいかもしれませんが、要するに、砂か何かが入った袋をいっぱいぶら下げてあるのですね。
逆さ模型
アップになった写真を発見。まぁ、アップにしたからって「わかった!」って代物でもないのですが。
「ガウディが建築家としての生涯にわたって貫いた方針は、構造以前に原理に重きを置くというものでした。それは徹底した自然観察の結果でもあるのです。」と説明にあるのですが、う~ん? 要するに、重力のままにバランスを取れるものは、これをひっくり返した場合にもバランスが取れる、ということなのでしょうか。で、この「ざっぱな力学」がサグラダ・ファミリアにも引き継がれているというわけのようです。
考えても私には理解できないので、諦めてサグラダ・ファミリアの内部のご案内にもどりましょう。
サグラダファミリア内部観光客あり
石化した森を表現したような柱、その周囲のステンドグラスです。これは塔のエレベーターに上って降りてきてから撮った写真なので、結構観光客が増えていましたが、朝一番で入ったときは結構がら~んとした感じで良かったですよ。
オレンジ~赤がメインになっているのは受難のファザード側。
ステンドグラスオレンジ
入った時間帯(朝一番)にはこちらのオレンジ側からの光が最も綺麗でした。あれ? でもこちらは西側のはず。いずれにしても、入る時間帯を変えたら、また違う光を感じることになるのでしょうね。でも、そう何回も行くことはないだろうなぁ。というのか、2度目はなさそう。
ステンドグラスオレンジ縦
アップにしてみると、モザイク状になったガラスが分かりますが、何かの文様というのでもなさそうです。
向かいになっている生誕のファザード側のステンドグラスは青系統。といっても、完全に統一されているわけでもなくて、規則性があるようには思えません。そう言えば、イタリアのモザイク職人が「敢えて不揃いにする。そこに色や光が生まれる」ようなことを言っていました。揺らぎのあるところに心に響く何かが潜んでいるのですね。
ステンドグラス青観光客あり
柱や壁が白っぽいので、光の加減、立つ位置によってはその反射があって、余計に色彩が深く見えます。
ステンドグラス青
そう言えば、側面が全部ステンドグラスですね。じっと見ていると何かの絵柄にも見えなくはないのですが、どこを見ても、これは何かの場面を意匠的に描いたものでもなく、ただ光をどのように遊ばせるか、そしていかにこの空間に立ったときに「深い森」にいるように感じるかと考えたもののように思えます。
ステンドグラス1
側廊に立つと、中央部よりは光が近くて遮るものもないので、柱や天井が光の色彩に染まっているのが分かります。
サグラダ・ファミリア内部脇廊
こうしてみると、何だか椰子の林にいるみたいですね。そう、これは殉教のシンボルであるシュロの木をモチーフにしているのです。きっと私のような異教徒には何のこっちゃ分からないけれど、やはりここは教会なんですね。
サグラダ・ファミリア内部脇廊2
ここに居ると麻痺しちゃいますが、この柱って思えばすごくシンプルで飾り気がありません。模様もないし(でもなぜか迫り来るものがある)。これはこの光を遊ばせるための空間なのですね。
ステンドグラス反射
少し暗くなってしまいましたが、このバルコニーの手すり、教会の手すりじゃないですよね。これって、カサ・ミラで見たような。
ステンドグラスはいつまで見ていても飽きませんが、実は、じっくり写真を撮ったのは、エレベーターで塔に上がった後でした。何しろ、朝一番のエレベーターを予約していたので、早速行っとかないと、遅れると上らせてもらえません。
ファザードエレベーター
エレベーターは塔の中を上がっていくのですが、何しろ狭いので一度に数人しか乗れないのです。だからやむを得ず人数限定になってしまうのですね。コインロッカーもあって、大きな荷物は置いていけるようになっています。
生誕のファザードからの眺め
さぁ、あの生命の樹の鳩のところに上がってきました。バルセロナの街が見渡せます。高所恐怖症の私ですが、とりあえず頑張って写真を撮りました。でもほんとのことを言うと、さっさと降りたかった……でもせっかく上ったし、レポートいたしますね。
この生命の樹がどのあたりにあるのかは、前回の外観写真をご確認ください。
生誕のファザードからの眺め-池
サグラダ・ファミリアの前には池があるのです。この池がもうひとつの見所でもあるのですが、それはちょっと置いといて。
生誕のファザード側には生命の躍動感溢れる彫刻があれこれ見られるですが……
生誕のファザード果物
これって、確か日本人がデザインしたものでしたよね。なぜ果物担当? 果物がいっぱい集まっているので、どれもブドウみたいに見えるけれど、それぞれ違うみたい。
生誕のファザード果物工事中
工事現場を間近で見ながら、螺旋階段を降りていきます。
生誕のファザードこわい~
途中、こんな風に飛び出したバルコニー風のところがあるのですが……一番端っこは人ひとりが立てる程度の大きさ。もちろん、この上に立つなんて恐ろしいことはできませんので、写真を撮っただけですが、一応上の方は見上げてみました。生命の樹からずいぶん降りてきています。
生誕のファザードから空を
塔の中を降りる螺旋階段は、途中から狭くなって、最後はこんなくるくるの階段になります。ひとり通るのがやっとな階段。みんな一生懸命誰もいないシーンの写真を撮りたいと頑張るのだけれど、常に誰かの手や足が写るのですね。私としては足のひとつもあった方が大きさ比べになっていいと思うのですが。
ファザードを降りる階段
エレベーターは2つあって、ひとつはこの生誕のファザード側、もうひとつが受難のファザード側です。チケットを買うときにどちらかを選ぶようになっています。私たちは生誕のファザード側に行ったので、受難の方がどうなのかは分かりませんが、基本的にはどちらも同じような造りみたいです。もちろん、身近に見える彫刻は違うのでしょうけれど。
受難のファザード入り口床
受難のファザードを見ようと建物をいったん出ます。ちなみに地下博物館はこの受難のファザード側から入るようになっています。
生誕のファザードの対側は受難のファザード。ステンドグラスではオレンジ~赤がテーマだった側で、西側を向いています。文字通り、キリストの受難と死がテーマで、こちらは非常に冷たい感じのする石が剥き出しの彫刻です。
受難のファザード入り口
前回の生誕のファザードと比べてみてください。何とも寂しい受難の光景です。これを見て、最初にミラノにあるミケランジェロのピエタと思い出しました。ヴァチカンにあるのは(破壊されたことのある)綺麗で繊細なピエタですが、ミラノにあるのは、石から彫り出しかけのように無骨で未完成にさえ見える、ミケランジェロ晩年の傑作。ミケランジェロの手紙のどこかに「もうこれ以上彫れない」ようなことが書いてあったような記憶が(間違ってるかも。中学校の時、芸術家の手紙シリーズを読むのが好きで、結構嵌まっていました)。身に迫る作品と言えば、ミラノのピエタの方じゃないかな。
この受難のファザードの彫刻担当はスビラックス氏。ガウディの意思をよく理解されていたのでしょう。
受難のファザード彫刻1
ユダの接吻。後ろに数字が16こ書かれたものがありますが、これは縦・横・斜め、どの方向に足しても33になります。キリストの亡くなった年齢を表しているのだとか。
受難のファザード彫刻2
キリストの裁判。右にいる考える人みたいのは、ローマ総督ピラト。
受難のファザード彫刻3
中央部分には聖布を持つ聖ヴェロニカ、そして左側の人物はガウディだと言われてます。ヴェロニカの顔が彫られていないのは、彼女が持っている布の上に移しとられたキリストの顔が強調されるように、ということらしいですが……でも、他のどの彫刻の顔も、十分に無表情なのですけれど。そういえば、この後ろの仮面をかぶった兵士みたいなの、カサ・ミラの屋上にもいました!
受難のファザード入り口3
最後に、塔の上から見たあの池の効能?を。
朝一番に行ったら、ちょっといいことがあると書いたのは、この美しい逆さサグラダ・ファミリアです。あ、これは決してガウディの逆さ模型ではありませんよ。
逆さサグラダ・ファミリア朝2
確かめていないので分かりませんが、現地の日本人ガイドさん曰く(こちらのガイドツアーはまた後日ご報告を。夜のタパスツアーに行ったのです)、朝一番と夜は、水が澄んでいて、鳥もいなくて濁っていないし、水面が凪いでいるので、綺麗な逆さサグラダ・ファミリアを見ることができるのだとか。ちなみにこの池、もしかして逆さサグラダ・ファミリアを見るためだけに作った、ってことはない、ですよね?(未確認)
逆さサグラダ・ファミリア朝1
しかし、頑張ってみてもこれで精一杯なのです。何って……池との距離の問題です。そう、でかすぎて(かつ近すぎて)、富士山みたいに、本物と池に映ったのと、両方は画面に収まりません……広角レンズが要りますね。
夜の逆さサグラダ・ファミリア? もちろん、抜かりはありません。ばっちり、美しい姿をカメラに収めてきました。でもその写真はまた後日、夜のツアーご報告でアップしたいと思います。

次は、建物ばかりも飽きるので、先にグエル公園にご案内いたします。大海のソウル・メイト:トカゲくんに会いに行きました。え? オオサンショウウオ? 実はそういう噂もあるのですが、いや、私の知ってるオオサンショウオはあんなのじゃないけど。トカゲは、あんな色のがいるけど……それに色だけじゃなくて、形態的にオオサンショウオには見えないけどなぁ……

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【旅2017・スペイン】(5)サグラダ・ファミリア(1)~ガウディの建築を巡る・その2~ 

サグラダ・ファミリア外観3
今回から2回に分けてサグラダ・ファミリアのご紹介です。
サグラダ・ファミリアの景色と言えば、まさにこの「工事中」ですよね。こちらは現在メインの入り口になっている生誕のファザード側から見た姿です。着工は1882年、信者からの寄進で税源をまかなうという「贖罪の教会」であったため、資金難でなかなか工事が進まなかったといいますが、ついにガウディ没後100年の2026年の完成が宣言されているようです。
完成しちゃったら、今やサグラダ・ファミリアの代名詞と言ってもいい、この工事現場風景は見られなくなるって事なんですね。
完成した暁に一番高くなるのは、画面の右奥あたりに見える、途中ですぱっと切られた大根みたいになっている部分。あの上にまだ積まれて、170mになるそうです。
サグラダ・ファミリア工事中一番高くなる予定
大根、アップにしてみました。手前に見えているのは生誕のファザードの4つの塔のうち2つ。手前の塔が大体100mくらいなので、まだ全然これからですよね。生誕のファザードの4つの鐘楼ができあがったのも、ガウディの死後4年目(ガウディは1926年亡くなりました)。その上、スペイン内戦(1936年)で破壊されたこともあるので、未完と言うだけではなく、破壊という歴史も背負っている。思えばすごい建造物です。
手前の塔は100mくらいだから、あの大根の上が高さ170mになるというのがどういう感じか、想像してみましょう。ね? これってできあがってしまったら全然違う景色になってしまいますよね。もうその時には今のサグラダ・ファミリアは無いのですね。
前回に書きましたが、行く前は「ガウディ何様?」とあまり気合いの入っていなかった私でしたが、力業で迫ってきました。有無も言わさず「すごい」と言わされてしまった気分。
サグラダ・ファミリア生誕のファザード外観
生誕のファザード側から見てみます。真ん中に見えるのは「生命の樹」、腐敗しないものの象徴として糸杉がモチーフになっています。白いのは鳩。4つの塔はそれぞれ12使徒の誰かに当てはまっています(今は8本だけれど、3つのファザードに4本ずつ、合計12本になる予定)。
生命の樹の後ろに少し弓なりになった渡り廊下みたいなのが見えますよね。
サグラダ・ファミリア生誕のファザード外観アップ
ちょっとアップにしてみます。渡り廊下の上に転落防止の網が見えます。あそこ、歩いたんですよ! 高所恐怖症の大海が……これがどの部分になるのかは、1枚目の写真と比べてみて頂いたら分かると思います。
塔の文様が斜めの螺旋になっているのが分かりますね。ひとつひとつの凹みは窓(灯り取り)になっていて、内部は螺旋階段になっています。もちろん、階段で上るなんて無体なことはありません。
その前に、まずはサグラダ・ファミリアの中に入らねばなりませんね。
サグラダ・ファミリア入り口
サグラダ・ファミリアに入るためにはもちろんチケットが必要なのですが、よく考えたら、入るだけで18€、エレベーター代はプラス13€、ちょっと麻痺していましたが、4000円! 
積み上げている煉瓦1個分くらいは私が寄付したんだと思うことにしましょう。
あれこれ情報収集して、ここは外しちゃならないと、日本から予約していきました。朝9時1番のチケットをゲット。お勧めです。何よりも混む前に入れます。そして、少し早めに行ったら、もうひとつ良いことがあります。その話は後にするとして、ここが生誕のファザードの入り口。9時少し前にたどり着いたら、既にかなりの人が集まっていました。荷物チェックを受けて並んで時間を待ちます。
待っている間にこのごちゃごちゃ~とした彫刻を見上げます。
サグラダ・ファミリア2
生誕のファザードですから、マリアとヨセフの婚姻から始まって、受胎告知~イエス・キリスト生誕、少年時代(大工として働く)などの場面が描かれた彫刻が見られます。下は「受胎告知」の場面。
サグラダ・ファミリア彫刻とげとげ
写真を撮ってアップで見直して初めて分かる……彫刻の上にトゲトゲがいっぱい。そうか、鳩よけですね。作り物の鳩は群がっていてもいいけれど、本物の鳩が群がると糞だらけになりますものね。
しかし、何よりも目を引くのは……やっぱりガウディというこんな彫刻ですよね。
サグラダ・ファミリア彫刻とかげ?
カメレオン? ちょっとユーモラスで可愛い。こういうのを見ると、あぁガウディって感じだなぁと、まだこの時点では見ていないグエル公園のトカゲに思いを馳せていたら……いよいよ入場です。
サグラダ・ファミリア内部柱メイン
入った瞬間、何が見えたかというのはよく覚えていないのですが(側廊から入る感じになるので、柱までは少し距離があるのですが)、多分この柱がで~ん、と見えて、さらに何とも言えない色彩が感じられたのです。写真で見ていたイメージよりも、幅も高さも奥行きもずっと大きい空間に、色づいた光が浮かんでいるというのでしょうか。「やられた」と思いました。
最近は何かを見たときに「解説」から頭に入ってくることが多くなっているような気がします。タイトルや内容を理解する方へと頭を使っているというのか。ネットで音楽のコメントとか見ると「一体この語りを入れているのは何者?」みたいなものが溢れているし(でもネット上では言葉を駆使するしかないというのも分かるんですけれど)、溢れる解説や感想に左右されすぎてしまうし、でも何だか身に迫ってこないというのか。
でも、ここには解説は不要でした。これは「心情」を揺さぶる空間です。鳥肌が立つような感じ。あぁ、ガウディさん、見くびっていてごめんなさい、です。ここは確かに教会なのですが、教会の一般的なイメージとは一線を画しているような、それでいてやっぱり教会のような。
サグラダ・ファミリア内部観光客あり
これを見て『風の谷のナウシカ』のシーンを思い出しました。あのお話に、私が最も好きなシーンが2つあるのですが、そのうちのひとつが腐海の底、地下空間です(もうひとつはナウシカの実験室)。腐海では菌類が毒を吐きまくっているのに、その底では新しい清浄な空間が生まれている。実は腐海の菌類は、汚れた空気や水から毒素を吸い取って、その地下で浄化しているという下り。
あの場所と似ているなぁと。この柱も、そして空気感も。実際、ガウディはこれを「森(石化した森)」と表現していたそうです。
ここは、空間に祈りが込められているような気がします(これを爆破しようとしていた人がいるなんて。もしかして神の鉄槌が下ったのかも)。
では、しばらく、この柱と柔らかな光の色彩をお楽しみください。
サグラダ・ファミリア内部1
サグラダ・ファミリア内部柱と天井
上は前方、下は後方を見たところです。後方は、栄光のファザードで、現在は開けられていないのですけれど、一番大切なファザードになるそうです。将来はこちらが入り口になるのかな。
一体どういう頭脳を持ってしたらこういう柱の設計ができるのか、ですよね。これって、あれこれ考えたらかえって作れないんじゃないかと。解説書によると緻密な計算をしたような話になっているけれど、やっぱりこれは昔の大工の棟梁のように直感と信念と経験? 
ただ、よく見ると場所によって柱の色が違っているじゃないですか。石の性状が異なっているようなのですね。ということは、石の硬さ・強度は計算に入っているということなんですよね。う~む。
この詳しい解説は他に譲るとして(というのか、私の頭ではついて行けないし)、とりあえず、いつもに比べてサイズアップの写真で攻めることにいたしました。
サグラダ・ファミリア内部前方
前方に見えるあたりは、多分聖母マリアの塔の辺りになるのでしょうか。中央部分から上に、光が「溜まっている」ように見えませんか。
サグラダ・ファミリア前方アップ1
他の部分は、ステンドグラスでもっと色彩豊かなのですが、ここは光の入り込む部分が高いからか、光そのものの色に見えます。その上方には不思議な幾何学模様の天蓋のようなものがあります。
サグラダ・ファミリア前方アップ2
あまり偶像的なものはないし、キリスト教的というよりも、イスラムの幾何学模様を思わせます。アップの写真を見ると、金や銀に彩られているので、まさに光をためる装置なのかもしれません。
今度は天井を見上げてみます。
サグラダ・ファミリア内部天井2
この、先になると枝分かれしている柱は、まさに自然の造形「木」です。でもやっぱり、「本当に大丈夫?(天井支えてる?)」って聞いちゃいますよね。
サグラダ・ファミリア天井

長いので2回に切りました。次回はステンドグラスと受難のファザード、そして「ざっぱな力学」について、です。

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2017年9月のつぶやきコーナー★冬が来る前にもう風邪…… 

<Twitter代わりのつぶやきとお知らせのコーナー>
2017スペインの旅、レポート中
【旅2017・スペイン】(4)コロニア・グエル教会~ガウディの建築を巡る・その1~ 



2017/9/24風邪引いちゃった……
鶴亡き後の井伊谷のこととか、ピアノや三味線のこととか、スペインのこととか、マコトのこととか(あ、真に怒られるな。先に猫かよ!って)、いっぱい書きたいことは溜まっているのに、現実が追いつかず、いえ、現実に追いかけられて、うにゃうにゃです。
昨日は岡山に仕事絡みで日帰りして、どこぞかで風邪をもらったらしく、頭ものども痛いし、なんかすっごくだるいのに、今日は仕事に追われて原稿を書いております……(しょぼん)
あ~でも、よく考えたら、今年も夜の須磨水族館で飲んだくれてたから、そのせいかも……今年の夜のイルカショーでは、イルカも眠かったのか、ジャンプの不発が多くて、それはそれで可愛いもんだと思って見ておりました。イルカにタッチもさせてもらったけど、一瞬だったので、やっぱりアザラシにタッチの方が触り応えがあります。
さらに、岡山で、ワイン好きの大先輩方と日本の稀少ワイン飲み比べなどをやっていたのも悪いのね……でも、やっぱり岡山のブドウはおいしいなぁ~。シャインマスカットに大粒のピオーネ。
今年はRSウィルスも夏から流行っていたりしたので、弱っているとウィルスに付け狙われるのかも……皆さまもお体お大事になさってくださいませ。
早くお仕事の原稿仕上げなくちゃ!


今月の古いつぶやきは、「続きを読む」にあります。
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